作成中シナリオ「死の波に揺られて」(キーパー向け導入)

  • タイトル「死の波に揺られて」

推奨プレイ人数 3人

舞台 現代アメリカ

 テイスト 海上ホラー

 

  • キーパー向けの諸注意(プレイヤーに開示しないこと)

このシナリオの最終目標は、呪いがかけられた船を探索者達の知識によって深き者どもの手から取り戻し、深き者が住む魔の島に到着する前に、魔の手から逃れることである。

物語の序盤で主要な人物(NPC)が続々と死ぬ・消失してしまう事と、時間的な制限がかかっている事から、探索者達には脱出に必要な情報をいかに効率よく集めるかについて考えさせなければならない。

 

本船「遥かなる夢号」の船長エイハブは秘境に眠る貴重なアーティファクトを盗み出しては数奇な収集家に売りつけて大金を稼いでいた過去があり、良く言えば「元冒険者」であり、悪く言えば「元盗掘屋」である。

危険な冒険が体に染みついている事から、クトゥルフ神話についても独学ながら多少の知識があり、仕事柄「魔除け」に関する諸雑学に詳しい。

しかし、幾度かの冒険の失敗による負債を補う為、エイハブ船長は冒険の相棒であり、愛船である冒険船「未知への冒険号」を観光船「遥かなる夢号」へと改修し3人の船員を雇い入れて、現在は観光客相手に近海を数日間クルージングする観光業に身を落としている。

 

今回のシナリオは、エイハブが雇い入れた船員アントニオから「深海に眠る幻の島」の噂話を耳にしたことで、本業と兼業を兼ねた「幻の島発見ツアー」を立ち上げ、観光客から冒険資金を募りつつ、あわよくば幻の島の宝を手に入れようと画策している。

しかし、この船員アントニオは「深き者ども」の眷属であり、過去の冒険でエイハブが盗み出した「深き者どもの秘宝(※要検討)」を取り返す為に忍び込んだ敵である。

 

アントニオ自信は宝の奪回が本来の目的ではあるが、不運にも船に乗り合わせた探索者達については、あわよくば魔の島に引き込んで眷属の仲間入りをさせてしまおうと考えており、探索者達はなんとしてもそれを回避する必要がある。

 

探索者達はアメリカ人であるか、母国語が英語である者、英語圏以外に居住する者を登場させたい場合は英語の技能を取得するか、英語が話せる通訳1名を伴っていることが望ましい。

職業については自由であるが、シナリオの都合上狂信者は選択できない。

戦闘についてはほぼ無いと言えるが、不用意な行動やうかつな行動を取った者は戦闘になる場合がある。

シナリオの展開上、運転技能(船舶)、機械修理を持った者が1人はいる事を推奨する。

 

探索者達が船に乗り合わせる事になった理由は自由であるが、登場するNPCとは全員が初対面であり血縁関係が無いものとする。

プレイヤー間の血縁関係や組織的な繋がりは自由である。